第9話「変身系ヒーロー」

「おい、かっこよさ2とはなんだ!?おれは、元の世界では、よく向井理に似てるような気がするっていわれてたんだぞ?」


『だれじゃそれは…?なら5くらいにしてやろう。ほれ。』


かっこよさ:2→5


「それってどんくらいなんだ。」


「鏡を目の前に出してやるから見るがよかろう。」


・・・!?


「インド人じゃん!ひげこすぎ!!」


 目の前には間違いなくインド人が映っていた。ちくしょう、かっこいいのか、かっこ悪いのかわからねぇ。


 みんなだって、インド人みて、かっこいいとかかっこ悪いの感想の前にまず思うことは、「あっインド人だ」だろそういうことなんだよ。


「まぁ、変身能力を身につけておいたから、容姿なんぞどうでもよかろう。残りの二つのスキルについてはそのうち、読者の神様が授けてくれるじゃろ。ほなまたな。」


そういって、声は消えてしまった。


それにしても変身能力とは便利だな。

悪いことも、いいこともし放題だぜ。


「とりあえず、鳥にでも変身して、空からこの世界でも見て回ろうかな。」


ぼんつ!


むむっ・・・・。


 しまった、鳥と連想したら、ついニワトリのイメージが強くてニワトリになってしまった。

 しかも、とさかの半分は、アフロのようだ。


どうしよう。

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