第3話「アフロが街にやってくる」

それでは、転送を開始します…。


ギューーーーーーーーン…。




「はっ、なんだここは。」


 さっきまで俺は、コンビニで近代麻雀を立ち読みしてたはず!?


 周囲を見渡すと、なんだか日本とは思えない…。

あたり一面は、決して高くはない、レンガでできた3階建てくらいの建物が通り一面にずらーーと並び、そして道のいたるところで、露天商が、果物やら魚やらなぞの屋台料理を売ったりしている。

 少なくとも現代日本にこんな場所はなさそうだ。


ん?


なんか頭が変な感じがする、


「これはアフロ!?」


なんでアフロになってんだぁ?先日美容室でツーブロにしたばかりのはず。


心なしか周囲の人間から笑い声が聞こえる気がする。


おや、なんだこの右手のスイッチは…。

なんだか、まがまがしいオーラを放ってるぞ…。

とりあえずおさないほうがいいだろうか。


すると、向こうからはしってくる女性が急にこちらにぶつかってしまい、

倒れてしまった。


「いたたたっ・・。」


「…すいません慌ててたもので‥。」


前を見ると、有村カスミに似たかわいい子が、申し訳なさそうに謝っている。



どうする?


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