バーテン×相談=…?

カゲトモ

1ページ

「マスター、実はちょっと相談があるんだけど・・・」

 そう言って話しかけてくる客はとても多い。うちの店だけでなく、以前働かせてもらっていた店でそうだったから世界的にバーのマスターに相談すると言うのは常識的なものなのかもしれない。

 今日の酒の相談から、洋服、髪形、仕事、対人、引っ越し、なんだって相談される。そのどれにも俺なりに真摯に答えているつもりだ。

その相談されるものの中でも一番多いのは恋愛関係だった。

相手に近づく方法、アプローチの仕方、誘い方、落とし方。はたまたプロポーズの仕方まで。様々な事を相談されてきた。

もちろん、相談されるのは嫌ではない。むしろ楽しいし、面白いし、勉強にもなるから。

 でも、いつしかそんな俺に異名がつくことになってしまった。それは・・・

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る