第16話 「某心霊スポット」「地獄の牛鬼」「ビル100階」

心霊スポット


函館の某心霊スポットには小人がでるという。

そのスポットは森の中にある古寺なのだが、その寺に行く途中には小人がいるらしい。

若者のグループ(四人)がその古寺に昼間に探検に行った。

古寺を一通り見て回ったが何も現れず、「こんなものか」といった感じで車に乗り込み帰ることにした。

市街地に戻るためには森を抜けて国道に出なければならないのだが、森を抜ける途中車の屋根から何か音がしてきた。

「トン、トン。。。」と

跳ねている感じである。

いったん車を止めて、外の様子を見ることにした。

すると何か話し声がする。

そしてふと車の下を見ると大量の小人がそこにいた。

小人の格好を戦時中の人々のような感じで、防災頭巾みたいのをかぶっていたという。

みんな車を捨て、思わず逃げ出した。

そして国道に出て、もう安心と一息ついて気がついた。

一人いない・・・・・はぐれた友達を探すため、勇気を振り絞って残りの三人は車のある場所まで戻ってみた。

すると友達は泡を吹いて倒れていた。

そして車には無数の小さな手形があったという。





地獄の牛鬼


この世で一番怖い話はなにか?それは地獄の牛鬼という話である。

なんでも聞くとあまりの恐ろしさで死んでしまうという・・・・・・・・・・・・・


聞くとやばいことになるこの話、別のバージョンに

「牛の首」

というのがある。

これは某小説家が広めた洒落であるという。

聞くと死んでしまうのだから、世界中の誰もその話を知ってはいない。

つまり、軽いジョークである。しかし、牛の首はネットを中心に一人歩きし、様々なバージョンが広まっている。




ビル100階


あるところに5人の大学生がいました。

彼らは1999年の大晦日にシンガポールに旅行に来ていました。

そして運よく100階建の最上階、つまり100階の部屋に泊まれることになりました。

大晦日の日、彼らはシンガポールのそのホテルにチェックインして荷物をおいて、街にあそびに行こうとし、ロビーを通った時にフロントの人に、


「今夜、2000年問題が起こるかもしれないので、12時ちょうどに、ホテル内すべての電気を消します。だからそれまでには帰ってきてくださいね」


と言われた。


・・・・しかし彼らは遊びに夢中になり、その約束をすっかり忘れて12時を過ぎてしまいました。

フロントも真っ暗でエレベーターも止まっている。

寒すぎてこのままフロントで寝泊まることもできない。

仕方なく彼らは100階の部屋まで階段で100階の部屋まで行くことにした。

20階…30階…40階…とだんだんと足が棒になってきて、50階でついにばててしまいました。


「オイ、このまま上がっていくと、本当に足が動かなくなる、1階上がる毎に交代で怖い話をして気を紛らわそう」


と1人が言った。

そして1階上がるごとに怖い話をして、なんとか上に上がっていった。

そしてついに99階にたどり着くことが出来ました。

すると最後の1人が、


「いいか、俺が今から言う話は…本当に怖いからな、絶対にビビルなよ」


と他の4人に強く言った。

(どんな話だろう…)と仲間達は息を飲んだ。そして、彼は言った。


「一階に・・・鍵を忘れた・・・・・・」

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