第11話「テケテケ」「ひとりかくれんぼ」
テケテケ
テケテケ(てけてけ)とは、下半身が欠損した姿で描写される亡霊の呼び名、またはそれにまつわる話の題名である。亡霊が、両腕を使い移動する際に「テケテケ」という音がするため、この名で呼ばれるとされる。
テケテケとは逆に、下半身だけのお化けを「トコトコ」と言うことがある。
冬の寒い朝、北海道での出来事。
とある踏切で痛ましい事件が起こってしまう。
通報を受けて到着した、警察官と鑑識員たち。
なんでも、その踏切でたった今、列車が女子高生を轢いてしまったという。
おそらく即死とのことで救急車は呼ばれていなかった。
警察官と鑑識員は早速、女子高生の遺体を回収し始めた。
足首、腰、太もも、スネ……
そして、腰から上の上半身。やはり即死だったようだだが、鑑識員が遺体を車に積んでいくときに、声が聞こえた
「…けて、助けて…」
声のするほうを見て驚いた。
なんと、すでに車に積んであった女子高生の腰から上の上半身が話したのだ。
即死と思われた彼女だが、轢かれた瞬間に寒い北海道の寒気のために傷口が一瞬にして凍り付いてしまったために、上半身だけでも話せるようだ。
「たすけて…、たす…」
どんどん声は弱くなっていく、しかしこのままではとても助からないだろう。
もう何をやっても無駄だと感じた鑑識員は、助けを呼び続ける彼女に、そっとビニールシートをかぶせた。
これがテケテケの始まりです。
この話を聞いた人の所には三日以内に下半身の無い女性の霊が現れる。逃げても、時速100150キロの高速で追いかけてくる
ひとりかくれんぼ
「一人かくれんぼとは」
別名「一人鬼ごっこ」とも言われているらしいです。
本来は降霊術や呪術などの儀式みたいなモノらしいです。
浮幽霊など成仏できずにいる霊は実体を欲しがるので、呼び寄せて人形に乗り移らせる。
そうすることによって霊とコンタクトを取るといった方法らしいのですが。
霊感がある人、霊媒体質の人は一人かくれんぼをすることで気分が悪くなるなどの霊的な現象に遭遇しやすいらしいので避けた方がいいかもしれません。
用意するもの】
ぬいぐるみ(手と足があるもの)
米(ぬいぐるみに詰められる程度)
縫針
糸(赤)
刃物や錐など、鋭利な物
塩水(コップ一杯ほど。天然塩がベター)
避難所(部屋)を作る。
※線香、お札等で場を清め、明かりをつけておく。
(なるべく仏壇、神棚等のある部屋)
【事前準備】
ぬいぐるみの綿を全て抜き、代わりに米を詰める
※米は本来は内臓を表す・霊を集める役割をなす
自分の爪を切り、かけらをぬいぐるみの中に入れ、詰め穴を赤い糸で縫う
※自分の髪の毛、皮膚、血などでもかまいません。
※赤い糸は本来は血管を表す、人形との繋がり、人形に集まった霊を人形の中に閉じ込める結界
縫い終わったらそのまま糸をぬいぐるみに巻付け、ある程度巻いたらくくる
風呂桶に水を張る
隠れる場所に塩水を用意しておく
【実行手順】
ぬいぐるみに名前をつける(自分の名前以外なら何でも良い)
午前3時になったら『最初の鬼は○○(自分の名前)だから』とぬいぐるみに向って3回言う
風呂場に行き、ぬいぐるみを水の入った風呂桶に入れる
部屋に戻り、家中の明かりを消して、テレビをつける
目をつぶり10数えたら、用意した刃物を持って風呂場に行く
ぬいぐるみの所へ着いたら『○○(ぬいぐるみの名前)見つけた』と言ってぬいぐるみを刺す
※刃物で赤い糸を切ることによって霊を開放させる
『次は○○(ぬいぐるみの名前)が鬼』と言いながら置く
置いたらすぐに逃げて塩水を用意した場所に隠れる
※複数でする場合は、参加者全員に鬼の役が回る様に隠れんぼをする。
その際もぬいぐるみも入れて隠れんぼをする。
ぬいぐるみの鬼は最後にする
【隠れる時の注意点】
途中で家の外に出ない
電気(明かり)は必ず消す
隠れている時は静かに
塩水は終わらせるときと、動くときに口に含めばよい。隠れている間中、口に含んでいるわけではない。
同居人がいると、同居人に危害が及ぶという噂もあり
1~2時間でやめること
万一のときのため、出入り口の鍵は開けておき、すぐに駆けつけてきてくれる友人等を用意しておくのがベスト。隠れ場所には緊急連絡用に携帯電話も用意しておいた方がいい。
【終わり方】
コップの塩水を半分口にふくみ、隠れている場所から出て、ぬいぐるみを探す
(風呂場にいるとは限らない。また、途中で何が起こっても塩水を吐かないよう注意)
ぬいぐるみを見つけたら、残りの塩水をぬいぐるみにかけて、口の中の塩水も吹き掛ける
『私の勝ち』と3回言う
一応はこれで終わりです
が、ぬいぐるみは乾かして必ず燃やして捨てること
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