唐婉「釵頭鳳」より超訳「だから、嘘をつく。」
世情薄 人情悪(世情薄く、人情
雨送黄昏花易落(雨、黄昏を送りて、花、落ち易し)
暁風乾 泪痕残(暁風乾き、泪痕残る)
欲箋心事(心事を
独倚斜欄(独り斜欄に
難難難(
人成各 今非昨(人成ること各々にして、今、昨に非ず)
病魂常似秋千索(病魂、常に秋千索の
角声寒 夜爛珊(角声寒く、夜、爛珊たり)
怕人尋問(人の尋問を
咽泪装歓(咽泪、歓を装う)
瞞瞞瞞(
いつもそう 世の中は薄情ね 人は忘れる生き物だから
夕暮れ時 雨が降って 咲いた花は ばらばらになる
夜通し泣いた 乾いた朝の風が涙をさらう 赤い目はそのままね
思い出を
独りぼっちで階段に座り込んで
どうしたらいいんだろう? わからない
いつもそう 人は皆 変わってく あなたもきっと昔と違う
揺れる心 ふらふらと
角笛の音が悲しい たくさんの壊れそうな夜を 一人で越えてきたの
「寂しかった?」なんて訊かないで
涙は「会えて嬉しいせい」って言うから
騙されてね あなたを忘れてたふりをするから
***
from 守りたきもの ( off line )
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます