第15話 研修開始前日・午後
この丘の管理整備棟に不在だった整備官が急遽、決まったりした明日から交換研修が始まる午前中。
とりあえず、新たな整備官たるアス姐の為に、整備官室を綺麗にしておこうっと。
と言う訳で、管理整備棟に戻ってきました。
ここ、管理整備棟には、管理棟と整備棟、そして中央棟の内部で3つに別れた3階建ての凸型の作りになってます。
右の管理棟には、管理補佐官室、管理部、管理部休憩室、管理者更衣室、管理整備図書室、管理会議室…etc.
左の整備棟には、整備主任室、整備部、整備部休憩所、整備士更衣室、管理整備作業用具室。整備会議室…etc.
中央棟には、管理整備官室、管理官室、整備官室、管理整備部、中央図書室、中央応接室、中央会議場、中央倉庫、大食堂…etc.
中央棟には、管理整備部があるのですが、整備官不在の為、機能せずに管理整備業務は全て管理部任せになってます。
必要な整備資料や整備状況は、管理者が取りに来たり、整備士が報告に行ったりと、ここの管理者と整備士の仲はとても良く、区分特区が無いので円滑な庭園業務は行えているのが、この大樹の丘の特徴の一つでもあります。
アス姐が整備官として、就任したので、整備官室と管理整備部の大まかな掃除をすることに。
精霊さん達に手伝って貰い、簡易的な大掃除なつもりだったんだけど、精霊さん達がすごい勢いで片づけてくれたので、すぐに終わってしまった。
何の精霊か知らなかった精霊さん達もお手伝いの中に居たので、話しかけたら、自己紹介してくれたけど、秘密にして欲しいとのこと。
しかし、大分、使われてなかった部屋と部署なのにまるで時が戻ったかのように、綺麗な部屋になったなぁ~。
整備部に戻るとルーモ主任とアス姐が話をされてる。
「なんだか、ルーちゃんの口車に乗ってあげたけど、整備官なんて職、私でいいのかしら?」
「お前さんなら、問題ないだろう。本来の実力を出したら、わしなんて到底、足元にも及ばんだろうよ。」
「何を仰られる主任の整備業務面では、まだまだ勝てませんわ。管理業務なら確かに私の方が上ですけど。でも、それは一応、管理整備官の資格があるのであって、そこの補佐をしてただけですわ。」
「まぁ、女王さんが、管理整備官にしなかったのは、明らかに譲歩だから、整備官職として、気ままにやってくれ。整備部は、今までと変わらずの業務をするし、アスが困ったら、手助けはする。それがここのルールってもんだろ。」
「そう言われると、ホッとするから、不思議なのよね。だから、ここの現場は、気持ちよく仕事ができるのよ。」
「っで、アニスは何をしに来たんだ?」
ルーモ主任が私に気付き、問いかけてくる。
「はい。アス姐の整備官室及び管理整備部の大掃除が終わったので、ご報告にあがりました。」
「ほう。仕事が早いな。よかったな。アス姐さん。個室を持てて、これで着替えとか資料やらの収納にも不便せずに済むだろう。」
「ありがとう。アニスちゃん。さすがは我が妹分。いろいろと資料やら作業着やらロッカーに収まりきらなかったから、さっそく使わせて貰うわね。」
「管理整備部に関しては、後程、レイティア様とご相談して、管理整備部の機能を活用できるように午後の会議で決めてください。」
「では、私は、お昼に入らせていただきますね。今日のランチは何かしら? 主任は愛妻弁当ですものね。アス姐はダイエット中でしたっけ?」
「おう、わしには愛妻弁当があるから、ここでゆっくり食べるぞ。」
「私は、確かにダイエット中ではあるけど、もう少ししてから食堂には行くわ。せっかく綺麗にしてくれた整備官室でゆっくりしたいから。」
「それでは、お昼休憩に入らせてもらいますね。」
そう言って、整備部を後にし、中央の大食堂に向かう。
ここの大食堂は、メニューが豊富で、地下に住まうご家族とかにも開放されている。地下街にも飲食街もあるのだが、大体が夕方からの居酒屋さんが多く、ランチをやってるお店が少ないのですが、味の評判はとてもいいので、お昼の地下は激戦区なので、滅多に行けないのです。
大食堂のメニューも豊富で、味の評判もとてもよく、量も自分で決められるし、格安なので、一般の整備士や管理者、若い方々には大人気なのです。
ともあれ、大食堂に向かうと、午前の激務を終えた両親とシャイン様の姿が見える。
「おっ、アニス、お昼休憩かい? なんなら、一緒にどうだい? まぁ、私はお邪魔かもしれないけど、たまに家族水入らずの食事もいいんじゃない?」
「そうよ、アニス、久しぶりに皆で食事しましょ。」
「うんうん。親子3人で、食事なんて久しぶりだもんな。ここに来て、忙しくて家族で食事すら出来てないんだからな。」
「そうね。じゃあ、お言葉に甘えて、シャイン様も気を使わずにご一緒に食べましょう。」
「ありがとう。アニス。じゃあ、お言葉に甘えるよ。」
「もう皆、メニューは決めてきたんですか?」
「いや、丁度、来たところで、これから何を食べるか決める所だよ。まずは席の確保をしたわけさ。」
「アニス、ここのお薦めは何かしら?ここの食堂、中央にも勝る絶品料理って聞いて、お母さんワクワクしてるのよ。」
「うーん、どれも美味しいけど、一通りの味を食べたいのなら、日替わりか特製A~Cランチがお薦めだよ。」
「私は、今日は日替わりランチにするつもりだけど、お父さんとお母さんは、特製AランチとBランチ頼んでシェアしたらどう?」
「そういうことなら、私がCランチにして。3人でシェアすれば、問題ないわね。アニスのご両親にここの特製ランチを堪能してもらえるわ。」
「ありがとうございます。シャイン様。じゃあ、それにしましょうか。」
そんな訳で、券売機で食券を買って、それぞれのランチを注文する。旨さと速さが売りの大食堂なので、すぐに頼んだ料理が出てくる。
そして、先程の座席に戻り、昼食を開始する。
お母さんが、特製Aランチ、お父さんが、特製Bランチ、シャイン様が特製Cランチ。っで、私が日替わり定食。
今日の日替わり定食は、定番の豚の生姜焼き定食である。基本的にAランチは洋食、Bランチは和食、Cランチは中華である。
ここのランチは、おかずがある程度、選べるのが特徴であるが、お任せにする方が早くて美味しいのである。
「ねぇねぇ、アニス、ここの食堂って、いつもこんなランチが出るの?」
「私は、特製だと少し高いから、いつも日替わり定食にしているけど、特製だとそれだと思うよ。そうですよね?シャイン様。」
「そうね。たまに奮発して、特製ランチ頼むけど、結構豪華だから、こういう風にシェアできるのは嬉しい限りなのよ。」
「特製ランチと比べても、アニスの日替わり定職もかなり美味しそうだね。」
「ここは何を食べても美味しいよ。午後の職務に励む為にも、食事で英気を養って、美味しいものが一番だって、誰かが言ってたわ。」
「もう我慢できないわ。早速、皆で食べましょう。いっただきまーす!」
「「「いただきます。」」」
今日の特製Aランチは、特製ミックスフライ定食、特製Bランチがマグロ定食、特製Cランチが点心、麻婆豆腐、回鍋肉等の数品のおかずに中華スープにご飯。ランチには、それぞれデザートも付いてくるので、結構なボリュームである。
それでも、重労働なので、意外と全て食べられ、お腹への負担もなく、午後には全て仕事で消化されてしまうのである。
料理人の腕がいいのも確かなのですが、料理長に会ったことが無いのです。
さて、ちょうど食事を始めると、ルーシェ様とレイティア様が、私達を見つけてやってくる。
「うん、今日も美味しそうね。そういえば、アニスのご両親はこちらで食事をするのは、はじめてだったかしら?」
「レイちゃんは、査察や視察のたびにこんな美味しいお昼を食べていたの?」
「はぁ、まぁ、そういうことになりますねでも、特製ランチには手を出してませんよ。私も普通にアニスと一緒に日替わりがメインですから。」
「別にいいのよ。でも、中央に比べたら、言っちゃいけないけど、こっちの方が若干、美味しいわね。」
「そうだね。中央の食堂も美味しいけど、この丘の食堂は別格にだね。」
「私達もここで一緒にお食事してもいいかしら? レイティアも構わない?」
「えぇ、私もお腹が空いているので、ご一緒させてもらいましょう。ルーシェ様。」
「見るからに、3人でシェアしながら食べるのね。でも、私は、そうね。今日は特製Aランチにしておこうかしら。レイティアは何にするの?」
「私は、日替わり定食にします。今日は生姜焼きorから揚げ定食なので、から揚げ定食にします。」
「じゃあ、食券買って、取りに行きましょうかね。そこの2席の確保お願いね。」
「はーい。わかりました。」
食券を買って、厨房の交換所に行き、すぐに戻って来られる。
「では、私達もいただきますね。」
「はい。いただきます。」
「うん。これは美味しいわね。中央の食堂もかなり美味しいと思ってたけど、ここはホントに別格ね。」
「そうなんです。ここだけの話なんですが、ここの厨房の料理長は、ルーモ主任の奥様なんです。」
「えっ、そうなんですか? 通りでどこかで食べたことのある味だと思ったのよね。」
ルーモ主任のご家族とは、この丘に来た際に良く面倒を見てくれて、お食事もよくご馳走になっていたのです。
主任の奥様の、手料理もどれも絶品なので、私も時間があるときにお料理を習いにいってるんです。
「レイティア様、それって内緒なんじゃないんですか?」
「ううん、シャイン。ルーモ主任が照れるから、暗黙のルールで、大体の方々が知ってるわよ。口に出すと主任が照れて、午後の作業効率が下がるから、誰も言わないのよ。だから、食堂では食べずに整備部休憩所で、愛妻弁当なのよ。」
「しかし、ホントに美味しいわね。中央や他の食堂に不満は無いけど、ここで毎日食べてると、他に行った際に物足りなくなりそうで怖いわね。まぁ、私の場合は、中央管理局が出ることは滅多にないから、問題なさそうだけど、お昼だけはここに通おうかしら。」
「ルーちゃん、眼が本気になってるわよ。行くのなら、月一回でいいから、私達も一緒に連れてきて。」
「お母さん、本気の交渉しないでください。時間があるときにお弁当作ってるんでしょ。お父さんに愛情弁当作ってあげてね。」
「アニス、ありがとう。お母さんの愛情弁当も美味しいから、でも、月1回は休ませてあげてもいいと思うぞ。」
「そうね。中央の皆には、内緒で月一回、この丘にランチに来ましょうか。」
「ダメだ、この両親にこの長官。ここの料理に釘付けになってしまってる。まぁ、ホントに美味しいから仕方ないか。」
「そうだ、お母さん、ルーモ主任の奥様にお料理のレシピ少し教えて頂いたらどうかな?」
「えっ、紹介してくれるの? 私もここまでの味は出せないとしても似たり寄ったりにはできる自信はあるわ。」
すると、私達が楽し気に食事をしているのをみていたのか、ルーモ主任の奥様、大樹の丘所属大食堂厨房管理料理長のルミエさんがやってくる。
「大きな声で、そんなに私の料理を褒められるなんて、光栄の至りですよ。しかも、中央のお偉い方々になんて、勿体ない。」
「ルミエさん、珍しいですね。態々、厨房から食堂に来られるなんて。」
「だって、中央からのお客人が、私の料理を褒めてくれてるんだよ。こんなに嬉しいことは無いわ。ところで、そこの人がアニスのお母さんかい?」
「はい。私の母のニナと言います。」
「堅苦しい挨拶は抜きにさせて戴きますね。アニスの母のニナと申します。娘がいつもお世話になってるようでありがとうございます。」
「ニナさんも、それなりの料理人だね。私のレシピで良ければ、オリジナルだろうと何でも覚えたいものがあったら、言っておくれ。そうしたらアニスに渡しておくから、それと私にも中央のレシピやオリジナルレシピを教えてもらいたいんだけどいいかい?」
「それは、それは是非、喜んで。こちらとしても、とてもありがたいですし、どんなアレンジをされるのか楽しみです。」
ルミエさんがレイティア様とシャイン様の方を見て、閃く。
「この際、そこの二方も、もう少し料理の腕をあげたらどうだい? そうだ、月一回でいいから料理教室を開くかね。ここで。」
「えぇ、私の料理の下手さ加減は、ルミエさん、よくわかってるじゃないですか!」
「私は、シャインよりかは、普通にできますけど、揚げ物とかが苦手なだけで…。」
「ルミエさん、それは、面白そうですね。是非、私も中央から参加しますよ。ルーちゃんはどうする?」
「うん、私も料理をするのは、好きだから、是非、参加させてもらうよ。」
ルーシェ様がお料理をされる? 大魔族の長が直々に料理をって想像が出来ない。
なんでも、メイドとか執事がやってくれてそうな想像しかできない。
「えっ、ルーシェ様もお料理なされるんですか?」
「アニス、これでも私の料理は、結構、美味しいのよ。アニスも無論、参加するんでしょ。」
「はい。私もいろいろとレパートリーを増やしたいので。」
「なら、決まりね。うちの旦那とアルさんは味見役でいいかしら?」
「私は構いませんが、二人だけだと、量がすごくなりそうなので、ここの管理整備棟の皆さんに声をかけてみてはどうでしょう?」
「それもそうね。料理教室は男女問わず、試食係も男女問わずなら、文句出ないでしょうからね。」
「と言う訳で、レイティア様、月一回の大食堂の料理勉強会という名目でイベントはどうでしょう?」
「了承しました。ちなみに中央から来る際は、役職はお三方とも伏せてくださいね。」
「アス姐に声をかけてませんが、どうしますか?」
「アス姐は、あれでも料理得意なのよ。だから、たぶん、参加するわ。拒否したら強制参加させるから。」
「ん、何々? 面白そうな雰囲気がしたから、来てみたんだけど、月一回のお料理勉強会。無論、参加するわよ。私、料理好きだから。あと、まだランチやってるかしら? おっ、券売機は、まだ付いてるわね。えーっと、ヘルシーダイエット定食っと。」
「えっ、ヘルシーダイエット定食って、アス姐様、いつから、あったんですか?」
レイティア様とシャイン様がすぐ様に喰いつく。
「ん、ルミエさんに直に頼んだのよ。無理に何も食べずに働くと午後の仕事に影響が出るから、ダイエットにも効果があって美味しいお昼が食べたいって、頼んだら作ってくれたのよ。今、持ってくるから、待ってて頂戴。」
すると、見た目は普通の定食であるが、ダイエットメニューらしさを兼ね備えた品々がそこには並んでいた。
レイティア様もシャイン様も目を輝かせている。
「ルミエさん、券売機にこのメニュー入ってるんですか?」
「もう、一か月前くらいから券売機に入ってるわよ。アスちゃん以外にも、若い子達が結構、多く頼むわよ。日替わりの固定メニューだけど、飽きるようにはしてないから、毎日、食べてる子もいるわよ。」
「お二方のプロポーションからして、ダイエットの必要性は無いと思うのですが…。」
「何を言ってるのアニス。このメニュー、ダイエットだけじゃなくて美容にも効果がいい食材がふんだんに使われているわ。」
「しかも、これ一食だけでも、かなりの影響がでるくらいの低カロリーなのに、このボリューム感。」
そういえば、シャイン様は結構、食べられるだっけ…。それでか…。
レイティア様も見えないところで、結構、頑張ってるんだなぁ~ってことにしようっと。
私は、あんまりプロポーションは気にしてないし、美味しいものが食べられれば、それでいいから関係ないけどね。
「これは、ホントにすごいわね。このボリュームでこの低カロリー。必要な栄養素はきちんと入ってるなんて。流石だわ。」
アス様も同じテーブルに着き、皆で食事を楽しむ。
ルミエさんは、皆が美味しそうに食べてくれているのが嬉しそうで、満面の笑顔でお茶を飲んでいる。
そして、皆、一斉に、食事が終わり。
「「「「「「「ご馳走様でした。」」」」」」」
「お粗末様でした。」
お昼休み後は、明日からの交換研修の最終会議でなのです。
中央管理棟の中央会議室に一斉にお偉いさんが終結します。
まぁ、私もその一人なのですが…。
管理整備長官のルーシェ様、管理整備官主任のニナ母さん、管理整備主任補佐官のアル父さんの中央の3名。
上位管理官のレイティア様、管理補佐官のシャイン様、整備官のアス様、整備主任のルーモ様の大樹の丘から4名
そして、特別管理整備補佐官の私と地下の基礎学校から瑠璃様、この大樹の丘の古竜たるクラ爺の3名に光と闇の大精霊のお二方も加わり、最終調整が行われます。
一年前を思うなら、完全な場違いの私。ついでに言えば、実の両親も同席で会議で、ある意味ですごい光景だわ。
「では、私、レイティアが、司会及び議事進行を務めます。書記はシャインにお願いします。それでは、明日からの
アル父さんが皆様に書類を配られる。
「お手元の資料をご覧ください。今回は6ヶ月、約半年間の長期留学研修となります。これは過去に例のない研修である為、この研修が成功すると他の大庭園でも長期研修化が起こることになると思われます。なので、留学に来られる方々に失礼のないように庭園の職員並び地下のご家族も対応の方をお願い致します。今回の研修で来られる方の詳細をルーシェ様、宜しくお願い致します。」
「今回、
ラエル:天族 性別:男性 年齢:1300歳
身長:170㎝ 体重:68㎏
職種:闇の中央管理局所属・管理整備官 七大天族の血族
一般職種別ランク:整備士S 管理官A+ 管理整備補佐官A+ 管理整備官S
所持耐性:精神耐性A+ 物理耐性A 全属性耐性A 術系耐性A
魔力耐性A+ 天力耐性S+ 竜耐性B 精霊耐性B
所持能力:上級整備術 上級管理術 上級管理整備術
身体強化術 精神強化術 不老 体型変化 変幻自在
飛行術 読心術 交渉術 忍耐力 包容力+
上級治癒術 上位天術
フィール:天族 性別:女性 年齢:1280歳
身長:165㎝ 体重:52㎏ スリーサイズ:認証拒否
職種:闇の中央管理局所属・管理整備官 七大天族の血族
一般職種別ランク:整備士A 管理官S 管理整備補佐官A 管理整備官S
所持耐性:精神耐性A+ 物理耐性A 全属性耐性A 術系耐性A
魔力耐性A+ 天力耐性S+ 竜耐性B 精霊耐性B
所持能力:上級整備術 上級管理術 上級管理整備術
身体強化術 精神強化術 不老 体型変化 変幻自在
飛行術 読心術 交渉術 忍耐力 包容力+
上級治癒術 上位天術
ラファ:天族 性別:女性 年齢:10歳
身長:142㎝ 体重:36㎏ スリーサイズ:認証回避
職種:闇の幼年学校4年生 七大天族の血族
一般職種別ランク:整備士D 管理官D 管理整備補佐官D 管理整備官D
所持耐性:精神耐性B 物理耐性C+ 全属性耐性B 術系耐性B
魔力耐性B 天力耐性A 竜耐性C+ 精霊耐性C+
所持能力:基礎整備術 基礎管理術 基礎管理整備術
身体強化術 精神強化術 前世の知識(封印)
飛行術 忍耐力 自制心 節制術
全治癒天術 下位天術 七大天族(節制)
「これが彼らのステータスです。七大天族の血族であり、娘のラファ様が覚醒されております。娘様がお子様なのは、補足としてですが、お二方は、長年、別の管理整備室で勤務されており、10年前に中央管理局に配属された際に、お互いに一目惚れをして、婚姻されたので、お子様が若いのは、その為です。」
「幼年学校4年生ということで、こちらの基礎学校の4年に転入する予定ですが、ラファちゃんは、前世の記憶を封印されているようですけど、これは幼いから、前世の記憶に耐えきれないという側面で封印をなされているということでよいのでしょうか?」
「瑠璃様、これは闇の中央管理局局長とご両親が、幼年時位は普通の子供として過ごさせようということで封印がなされているとのことです。」
「わかりました。こちらとしては、それさえ解っていれば、対応できますので、ご安心ください。アニス様にも研修開始後、こちらにも顔を出して頂くようにお願い致します。」
「はい。研修中に基礎学校の状況も視察に参りますし、何かあった際の対処も行いますので、お知らせください。」
「他に何かございますでしょうか? なければ、次に進みます。」
「この丘での研修期間は5ヶ月といことなので、最初の1ヶ月は大樹の丘に慣れて頂く為、自由研修にする予定にしております。残り4ヶ月を前期後期と分けて行う予定です。管理部と整備部でお互いに別れて、各々お二方に研修を2か月交代を目途にして行います。まず、最初の2ヶ月を整備部にフィールさん、管理部にラエルさん、2か月後に交代して、その逆の部署での研修予定です。」
アス姐が手を挙げて、レイティア様に質問される。
「レイちゃん、私、整備官になったばっかだけど、確か、この前の臨時朝礼で6ヶ月の研修って言ってなかったっけ?」
「あぁ、それに関しては、私から話しましょう。最後の1ヶ月は、天族のご家族全員をこの
「へぇ~、ルーちゃん、面白いことを考えるんだね。まぁ、こんな長期研修はじめてだし、
「そういうことよ。これに関して、異議のある方はいますか? 無ければ、最後の一ヶ月はこの予定で行きたいと思います。」
瑠璃様、急に立ち上がり、ルーシェ様に意見する。
「叔母様、私、その付き添い話って本当ですが!?」
「うん、本当よ。断るつもりないわよね? 堂々と全域に行けるのよ。私とアニス様の加護で。それに、ラファ様の勉学を遅れさせる訳にはいかないわねよ?」
「はいはい。わかりました。叔母様の言う通り、謹んでお受けいたしますわ。」
立ち上がって、意見したものの言っても無駄だなっと思ったのか、あとは久しぶりに外に出られるのが嬉しいのか複雑な表情で座る瑠璃様。
ルーシェ様は、何食わぬ顔をして、発言が終わって座ってる。
「それでは、次に管理整備部の再編していきたいと思います。この度、アス様が正式にこの丘の管理官となられたので、管理部で全て行っていた管理整備部の作業を本部署たる管理整備部に返還したいと思います。先当たって、管理部からはすでに管理整備部への人員選別及び部署移動の件は、ほぼ済んでおりますので、整備部から管理整備部への人員確保及び部署移動をお願いしたいのですが?」
「主任、さっき昼休みに話した面子でいいよね?」
「そうだな、アス姐が見込んだ連中だから、問題ないだろう。こちらもこの丘の各整備部からの人員の選別は済んでいるが部署移動の件に関して、本人たちに話してないので、今日中に済ませるつもりなので問題は無い。あと、こちらの面々、管理術が低いので、そちらでカバーしてくれると助かる。そうしないと本人たちの説得も難しくなるので、そこの所だけは了承して頂きたい。」
「わかりました。では、当面、管理面の主業務は元管理部の者が行い、整備面の主業務を元整備部の者が行い、それぞれ補いつつ、稼働させていくで宜しいでしょうか?」
「それで宜しくお願いするわ。」
「では、次に整備部の研修について、主任の方からお話をお願いします。」
「えーっと、二ヶ月交代と言っても、この庭園の各部署は一通り廻って貰う予定だ。そこで、本人たちが気に入った場所で、研修するって感じにしようと思ってる。その部署に合った整備を行いつつ教え、向こうの整備法を聞いたりして、整備研修を行う予定だ。あとは、区分特区が無い以上、何かあったら、研修生とは言え、それ相応の罰は与えるので了承してくれ。まぁ、つまり、いつも通りってことだ。」
「整備官、何か、補足はありますか?」
「うーん、別に何もないわ。研修生さんが気持ちよく研修できればいいことよ。」
整備部は、相変わらずというか、いつも通りだな。アス姐が整備官になっても、この雰囲気や気質は変わらないのが、さすががこの丘の整備部だわ。
区分特区が無いから、頑な上下関係も無く、物事をスムーズに進むことができるって、とてもいいことだな。
「管理部の研修について、シャインの方からお話をお願いします。」
「はい。管理部の方では、再編した管理整備部と管理部の業務内容に関する業務の研修を行って頂く予定です。まずは、最初の一ヶ月は管理部での研修を行い、並行して管理整備部の業務内容を構築して機能できるようにし、二ヶ月目から研修が行えるようにしていく予定です。」
ルーシェ様が手を挙げ、発言される。
「一ヶ月で管理整備部の業務内容の構築は可能なのかしら? 元々、管理部でほぼ行っていたから、それなりの機能は生かせると思うけど、そこに整備部と併せて上手く構築していくことは可能なの?」
「はい。そこはレイティア様にサポートに廻って頂きますので、問題ないかと思います。また、アス整備官とルーモ主任が選んだ方々を見る限り、現状の管理術は低くとも管理ランク的には高いので、すぐに追いつけるかと思いますので、問題は無いかと思います。」
「なら、いいわ。何か問題等があれば、中央に連絡をくだされば、アルとニナをこちらに派遣するわ。中央も万全の態勢でバックアップするから、あまり気を追わないようにしてね。」
そういうと、ルーシェ様は、にこやかに椅子に座られる。
「最後にアニス様には、天族のご家族の身辺のお世話や雑務、お子様のお世話、研修の補佐等を行って頂きます。いろいろと大変かとは思いますが、宜しくお願い致します。」
「はーい。了解しました。念のためですが、危険が迫ったら、力は使っても宜しいのでしょうか?」
すると、どこからか、光と闇の大精霊が私の両端から守るように現われる。
「アニス様は、私が何があってもお守り致しますから、大丈夫です。」
「アニスちゃんに何かしようとしたら、逆に懲らしめてあげるから大丈夫だよ。」
ここぞとばかりに、光と闇の大精霊が笑顔で意気込んでいる。
「アニス様、出来れば、助けを呼ぶ方向で宜しくお願い致します。あまり力の行使はしないようにお願いします。」
「わかりました。普通の人の子として接します。レムちゃんとシェイド君には、手出しさせません。危険が近づいたら結界張って貰いますので。」
「アニス様が、そう言うのであれば、大人しくしております。」
「アニスちゃんが、そう言うのなら、大人しくするよ。」
光と闇の大精霊は、私の一言で、少し意気消沈した模様。
「アニスよ。最近、その言い方、周りを壊らせるから、あえて「普通」という言葉は使わんほうがいいと思うぞ。」
「えっ、そういうつもりはなかったんだけど、クラ爺が言うなら気をつけるね。」
クラ爺に少し注意されてしまった。悪気や悪意は無かったんだけど、最近、「普通」という言葉が仇になってる気するから気をつけようっと。
「最後にクラルテ様、お願いします。」
「明日から始まる今回、初の6ヶ月の長期研修である。昨日あった特異点での異変など、今回は何か一波乱あるかもしれん。各々、注意するように。そして、この研修が
「クラルテ様、ありがとうございました。では、これにて長期留学研修に関しての最終会議を終わります。この後、全体の臨時集会を行いますので、大樹さまの前に集合をお願い致します。」
こうして、午後の長期留学研修に関しての最後の大会議が終わった。
そして、夕方になり、大樹の前に管理整備棟の全職員が集合しての臨時集会が始まった。
ここでの司会もこの丘の上位管理官となったレイティア様である。
「皆様、ご苦労様です。明日から、
皆、壇上に上がったルーシェ様の美貌に一瞬、酔いしれたことは言うまでもない。
「皆様、本日の業務、ご苦労様でした。査察の際に私を見ている方もいらっしゃると思いますが、私が
「うーん、整備官の任を受けましたアスと申します。この丘で、皆が沢山、気持ち良くお仕事できるように支えていくから、皆も私をしっかりと支えて、気持ち良くお仕事が出来る様にしていきましょうね。」
壇上に上がり、整備官に任命されたアス様に誰一人文句を言う方は居なかった。だって、アス姐は面倒見が良くて、誰からも慕われてるから。
一言の挨拶を終えて、壇上から降りる際まで、拍手喝采でした。
「続いて、特別管理整備補佐官のアニス様より皆様に一言あるそうなので、宜しくお願い致します。」
こうして、私は、壇上に上がり、一礼する。
「諸先輩方、いつもお世話になっております。さて、私事で大変、恐縮なのですが、皆様の前で発表しておかないといけないことがあります。私の特別管理整備補佐官職の任期が1年程伸びることになりました。また、交換研修中は、研修生たる天族のどなたかと共に行動をとりますので、何か不手際やご迷惑をお掛けするかもしれませんが、宜しくお願い致します。」
「アニス、がんばれよー。」「応援してるからねー。」「何かあったら頼ってくるんだよー。」っと皆様から逆に応援を沢山戴きました。
ホントに有難い限りです。私、やっぱりこの丘に来て、心から良かったと思う。
あっ、建物の影で、両親が感動してるし、少し恥ずかしい…。
「では、最後に古竜様から一言があります。」
「明日からの交換研修に対し、各々、不安や期待があると思いますが、いつも通りに業務をこなし、また研修生と共に切磋琢磨し、技術、情報の提供および供与し、惜しまぬ心を見せ、互いに尊敬しあう良き関係を作れることを願う。以上じゃ。」
竜の威厳をほとんど出さず、応援と願いを込めた言葉が、全職員の胸に響き渡ったことは言うまでもない。
「それでは、これで、臨終集会を終わります。明日からの交換研修に備えて、しっかりと休むように。以上。では、解散。」
こうして、私と中央のお客様のお三方と大樹の丘の四方が残った。ルーモ主任とアス姐は帰ろうとしたのだが、私が引き留めたのだ。
なんで、この方々を残したのかというと、四大の高位精霊がやって来たからである。
火、水、風、土の高位精霊が顕現し、私の跪くが、私が嫌がったので、すぐに立ち上がる。そして訊ねる。
「精霊さん達、事後処理は無事に終わったのかな?」
四大を代表して、水の高位精霊が私の問いに答える。
「はい、ルーシェ様と中央管理局の局員の皆様のお陰で 無事、特異点の修復は完了致しましたわ。」
「うん、それは、よかった。
「はい。それらも無事、稼働することは可能です。そこでアニス様に我らの大精霊より言伝がありまして…。」
「四大の大精霊からの言伝ですか?」
「はい。是非、アニス様にお会いしたいというのです。」
「光栄の極みだけど、今は会いに行くことはできないから、申し訳ありませんと伝えておいてください。」
「いえ、
「えっと、その件に関して、ちょっと時間をくださいと伝えておいてください。」
四大の高位精霊が困った顔をしている。するとシェイド君が急に話に入ってくる。
「大方、僕がアニスちゃんの心友になったから、すごい興味を湧いたんでしょ。特に風と火の大精霊はすぐにでも来そうだもんね。」
「はい。その通りなのです。火と風の大精霊様は既にこちらに向かわれてる方と思います。」
「水と土の大精霊は、どうしてるの? 火と風が動いたら、もう彼らも動いてるでしょ。」
「はい。実はその通りなんです。何とか、止めようとしたのですが、聞く耳を持ってもらえずに四大全てがこちらに向かっております。」
えっ、四大の大精霊がここに来るの?いつ頃、何時に?明日から交換研修なのに…。
「えっと、どれ位でここに来る予定なの?」
「申し訳ありません。我らの力では、ここにいつ到着するかはわかりません。しかし、光と闇の大精霊様のお力をお借りすれば、すぐにでもここに顕現することは可能かと思われます。」
「えっと、それってどういうこと。」
レムちゃんが話に入ってきて、簡単に教えてくれる。
「私と闇の大精霊様の力を使って、この四大の高位精霊の力の一部を触媒として、四大の大精霊をここに召喚するんです。」
「それって、私に可能なの? 確かに四大の高位精霊さん達とは友達になってるけど、大丈夫なの?」
「アニス様の精霊眼の御力と私と闇の大精霊様、四大の高位精霊の精霊力、あとこの大樹の精霊が力を貸してくれれば、問題ありません。」
「ちょっと待ってね。クラ爺、ルーシェ様、四大の大精霊を召喚してもいいですか?」
後ろで私の話を聞いていたクラ爺、ルーシェ様とアス様が唖然としている。
レイティア様やシャイン様は、四大の高位精霊達を見ただけで感動しているというのに。
ルーモ主任と私の両親は、いつも通りだけど。
「うーん、ダメとは言えんじゃろ。別々に来たのでは、精霊の均衡が崩れる可能性もあるからのう。」
「クラルテ様、そうは言っても、四大の大精霊ですよ。大丈夫なのですか?」
「ねぇねぇ、ルーちゃん、アニスちゃんってあんなに凄い子だったの?」
「アス姐、今まで黙ってたけど、アニス様は、アルとニナの娘なのよ。」
「嘘!あのアルとニナの娘なの? だから、私に対しても全然平気で懐いてくれていたのね…。」
「あのう? 私の両親が何かしたのでしょうか?」
「いや、アニスちゃんには関係ないことよ。下手なことを言うとアルとニナが怖いから内緒なのよ。」
「まぁ、いいですけど…。ところで、召喚してもいいですか?」
「大樹の精霊が守ってくれるじゃろうから、大丈夫じゃろうて、アニス。四大を呼び出すがよい。」
四大の高位精霊が大樹の前に立ち、光と闇の大精霊が私の両横に立って手を繋ぎ、精霊力を分け与えてくれる。
私は精霊眼を開眼し、心に浮かんでくる言葉を詠唱する。
「我、光と闇と心友となりし、人の子なり。我が前に立ちし、火、水、風、土の子とも友になりし人の子なり。大樹の精霊よ、我が願いを聞き給え、我が前に道を開き、我が力と光と闇、四大の子等の力を持って、我が前に顕現せよ。四大の大精霊達よ。」
すると四大の高位精霊と入れ替わるかのように、四大の大精霊が私の眼の前に顕現する。
「ほほう。たいしたものよ。わらわ達を一度に召喚するとは。」
「おお、聞いていた以上に小さなめんこい女子じゃのう。」
「おー、すごいねー。僕達を一気に召喚するなんて、とってもビックリだよー、」
「ほむ。素晴らしき力の持ち主、さすが、光の大精霊様が選ばれたけあるわ。」
水、土、風、火の大精霊が私のを見て、様々に感想を言ってる。
成功したことにも驚いたけど、やっぱり四大ともなると精霊力が凄いわ。
「大樹の精霊さん、ありがとうね。道を開いてくれて。さて、四大の大精霊様たちは、私になんで興味を持たれたのですか?」
「それは、簡単なことじゃ、あの闇の大精霊が心友になった子じゃ、興味を持たずにはいられんわ。」
「あとは、ここの特異点の精霊支配を全て解放したこともしっておるぞ。」
「うんうん、あと特異点とこの丘の精霊は皆、友達なんでしょー。すごいよねー。」
「精霊の怒りの力をコントロールして、相手を不殺に出来る者など、そうそう居ないですわよ。」
四大四様(三者三様)の答えが返ってくる。
「それで、要件はなんでしょうか?」
「簡単なことじゃ、わらわ達とも心友になってくれんかのう。」
「あの堅物の四大の高位精霊達がすぐに友になる位の方だ。おいら達は是非、心友になりたいぞ」
「そういうことよー。貴女といるととっても楽しそうだしねー。」
「出来ることならば、主になって仕えたいのですが、それはダメだというから。」
どうしよう。四大の大精霊と友達になるの?すごいことなのは解ってるけど、どうしたらいいの?
「レムちゃん、シェイド君、どうしたらいいと思う。」
「アニス様なら、四大の心友として問題ありません。」
「アニスちゃん、スゴイね。何の試練も無しで、心友として迎えたいんだよ。僕もそうだったけどね。それだけ、アニスちゃんはスゴイってことさ。」
まぁ、これからのことを考えると頼れる友達は多い方がいいけど、力が強すぎるのも、難点なのよね。
でも、ここまで信用してくれているなら、私もその信用に応えないとダメよね。
「わかりました。四大の大精霊さん達、私と心友になってください。そして、光と闇の大精霊に親愛を込めて贈ったように各々に名を贈りますね。水の大精霊さんには、ディーネ。土の大精霊さんにはノム。風の大精霊さんにはシルフィ。火の大精霊さんにはサラ。これで、いかがでしょうか?」
「我ら、四大の大精霊の真名をアニス様に教え、新たに親愛の証たる名を戴き、我らアニス様の心友とならん。」
「本日は、我らをお招きいただき、ありがとうございます。アニス様。我々は、各々の特異点に戻ります。何かあれば、お声をお掛けください。我ら四大と四大の眷属は、アニス様の友であり、いつ、いかなる場所にも現れますゆえ。」
そういうと四大の大精霊と入れ替わるように四大の高位精霊が顕現する。
ルーシェ様とアス様は驚愕を通り越して、どこか遠くを見ている。
レイティア様とシャイン様は、四大の大精霊様をみれたことに大感動して、号泣しているし…。
クラ爺とルーモ主任と私の両親は、いつの間にやら晩酌してるし…。
「クラ爺、四大の大精霊さんと心友になったよ。」
「おぉ、そうかそうか、
「うん、よくわかってないけど、今まで通りの私でいるよ。」
「そうだ、四大の高位精霊さん達、あそこで感動しているレイティア様とシャイン様に
「「「「了解しました。あの方々の感動が終わり次第、試練を課そう思います。」」」」
こうして、長い長い一日が終わった。まさか、四大の大精霊と心友になるとは思いもよらなかったけど…。
うーんと、一応、ステータスを見てみようっと。
アニス:人種 性別:女性 年齢:17歳
身長:157㎝ 体重:54㎏ スリーサイズ:B85W57H86
職種:特別管理整備補佐官(期限付き)
一般整備士(大樹の丘所属)
精霊姫(エレメントプリンセス)
一般職種別ランク:整備士B+ 管理官A- 管理整備補佐官A 管理整備官B+
所持耐性:精神耐性S+ 物理耐性C+ 全属性耐性A 術系耐性A
魔力耐性S+ 天力耐性S+ 竜耐性S++ 精霊耐性SSS
(精霊加護時:全所持耐性SSS)
所持能力:精霊眼(後天性・両眼)
四大精霊の守護 大精霊の守護(光・闇)
高位精霊加護 「光の書」による選定者
全精霊術 精霊治癒術 精霊強化術 精霊結界術
精霊召喚術 精霊使役術
(心友となりし大精霊及びその全眷属…etc.)
中級治癒術 身体強化術 転移扉移動術
中級整備術 上級管理術 中級管理整備術
読心術 交渉術 観察眼+ 包容力+ 畏怖++
幸運+ 逆鱗 気配同化 気配無効化
精霊支配無効化 全精霊攻撃術・封印陣無効化
幻惑、魅了等の精神系攻撃無効化
畏怖、恐怖、威厳等の心身的な
精霊さん達に関する項目が強化されてるなぁ~。姫って何だろう…。
まぁ、でも、友達であることは変わらないから、まぁ、いっか。
明日からが本番。でも、これで、天族のご家族に何かあっても守れる力は、さらに強まったからいいのかもしれない。
私は、私が出来ることを精一杯にやるだけだし。特別管理整備補佐官という名に恥じないように交換研修を乗り切るぞ!
さて、中央での出迎えは明日の午後だから、中央までは
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