ゆうの悠々自適生活(旧題 全力で手抜き)
安佐ゆう
第1話 スコーン
どこまで手を抜けるか、それが問題だ。
お菓子作りは、大雑把な人間には難しいのです。家には繊細なお菓子作りができるような几帳面な人間はいない。けれど、手作りお菓子を食べたい。
そんなあなたに朗報です。スコーンを作りましょう。所要時間は40分。洗い物はまな板と包丁だけ。大手コーヒーチェーン店で売ってるよなタイプのスコーンです。
1、子どもにビニール袋を持たせます。
↑これ、大事!
「ねえ、Youちゃん、お菓子作ろうか!よし。じゃあビニール袋持って来てね」
2、ビニール袋の中に、ホットケーキミックスを入れます。
「Youちゃん、どれくらい食べたい?いっぱい?じゃあ、ドバっと一袋入れようか」
3、ビニール袋の中にマーガリンを入れて、もみもみします。
「マーガリンは、うーん、Youちゃんのグーくらいいれて。そうそう。ピンポン玉2個くらい。いや、3個?4個までは大丈夫かな。うん、適当でいいや。そうしたら、袋の外からおててでモミモミしてね。粉とよく混ぜて、パラパラになると良いんだよ」
4、ビニール袋の中にジャムを入れます。一緒に板チョコを入れても可。
「ジャムは、生地がちょうど良い固さになるように、様子を見てね。ベタベタじゃなくて、ボロボロじゃなくて、そうだなあ、紙粘土くらい?」
5、ビニールのまま、まな板の上で厚さ1センチ位に、手で押し固めます。
「ビニールを破らないようにね。そうそう、手で平らにするんだよ。柔らかすぎたら、一回冷凍庫で20分くらい凍らせようか?大丈夫?よし」
6、まな板の上に置いたまま、ビニール袋を破って、生地をお好きなサイズに切り分けます。私は3×6センチくらいの長方形が好き。
「ビニール袋はハサミで切っても良いんだよ。包丁は気を付けて!あ、あ、あああああ!……それは私がやろうかな?」
7、180度で20分から25分焼きます。うちは余熱要らずのトースターで焼いてます。最近のトースターは温度管理できて庫内も広くて楽ちん最高!
「よし。じゃあ、チーンていうまで、待とう。その間におやつ食べる?え、今焼いてるから待て?……えーー……はい。Youちゃん、えらいのね」
以上……を3回くらい繰り返すと、次からはYouちゃんが一人で作ってくれるようになります。
Hey You!手抜きだね!
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