次回予告
目を覚ますとそこは見知らぬ天井。
灰色をした無機質なそこには、二本の蛍光灯が光っている。
起き上がれば、前に見えるのは鉄格子。
そう、そこは湾岸署内にある留置所。
公然わいせつ罪で緊急逮捕、留置所送りを喰らった主人公たちは、三日三晩眠り続けて、ようやくとその目を覚ましたのだった。
はたしてワルプルギスの夜は過ぎ去り、男たちに残ったのは――公然わいせつ罪という罪状のみだった。
広域指定暴〇団の組長である豪一郎を除き、略式起訴で家に帰されるかと思われた友久たちだったが――。
そこに思いもよらぬ魔の手が忍び寄る。
「もっと、もっと絶望を!! お父さんたちの深い絶望が、負の感情が、この世界に膨大なエネルギーをもたらすんだ!!」
ついに姿を現した黒幕!!
同じ血を分けた兄弟とは言え、決して許すことのできないその邪悪!!
そう奴の名を俺は知っている――!!
これ以上の悲しみの連鎖を断ち切るため。
野獣珍陰流の名を汚さぬために。
今こそ、俺は兄――九兵衛に立ち向かわん。
すべては、悲しき宿業を背負わされた、お父さんたちを救わんがため!!
という訳で!!
次回、父さんな、ときどき会社で全裸になるんだ、第11話!!
「最近残る残尿感」
そんなのってないぜ!! あんまりだぜ!!
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