第91話 卒業とオレ。
大破壊の阻止、中級魔族の討伐、及び、魔族の弱体化の発見により、
どこいっても、メインディッシュが調理してないでちゅ!人には辛いでちゅ!
「ハーナ、ナーナ。
「ごしゅじん~。初恋の話~?」
「
「いや、そんなんじゃないよ!」
ち、違うでちゅ!
「「かわいい~~」」むぎゅー
そんなこんなで、2年がたち、22歳になった。
ガリあんの活躍も大いに知れ渡っており、ともに、土神の7年祭のパレードに参加するため、グランの都にきている。
「プラム、アンズ、ハーナ、ナーナ。みんなの故郷だな。」
「はいみゃ。スキヤキ様。」
「ご主人様との旅はここから始まったにゃんねー。」
「3回前の7年祭の時に、プラムや、冒険者ギルドのクレアっち、探索者ギルドのガリあん、魔導士ギルドのコーっぺに邪神の信者たちから救ってもらわなかったら、今のオレはないからな。」
「にゃにゃにゃにゃにゃ!その話、本当だったにゃんか?!」
「みゃ?!じゃ、にゃーの家が小さい頃にもらった大金って、スキヤキ様からみゃ?!」
「うん。そうなるね。プラムありがとう。」
改めて、感謝でちゅ。
「にゃーたちこそ、ご主人様に会って、ギリギリの生活から救われたにゃん。」
「今や、超お金持ちだよな?」
「妹のスモモが、やり繰り上手で、資産が倍々に増えていってるにゃん。」
「あたいらのお金も~。スモモちゃんに~、やり繰りしてもらってるです~。」
「そ、そうなのか?程々にしたほうが、いいと思うが、余計なお世話か。」
「スモモ姉。会うたびに目が金のマークになっていってるみゃ。」
重症そうでちゅ・・・。
≪レター≫
「プラム。どうした?」
「他の姉妹に連絡して、スモモが資産の半分を使うまでは、資産を増やすの禁止にさせたにゃん。」
「いや、オレの意見なんて聞かないでいいんだよ。」
「丁度よかったにゃん。」
「丁度よかったみゃ。」
「それなら、いいか。オレも資産が凄いことになってるから、残りの寿命で人のためになるものを残そうと思うんだ。」
「「「「…!」」」」
「ご主人様!まだ、死なないにゃん!」
「みゃ!」
「「死なない~!」」
「死ぬつもりはないよ。でも、プラム、アンズ、ハーナ、ナーナ。みんなと一緒にいて恋しないなら、他の誰とも恋できるわけないよ。」
「「「「!!!」」」」キャッ~♪
「さ、パレードがはじまる。ゴーレム馬車に乗って、みんなに笑顔を送ろう!」
俺の寿命はあと2年、
ゴーレム馬車から群衆に向かって手を振っていると、初めて見る獣人がいた。
あ。
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