No.6

貴方はいとも容易く言った。


私と友達になってくれませんか、なんて、


そんな言葉、


考えもしなかった。



誰かに助けてって、叶えてって、


ずっと願っていたけれど、


そんなこと無いって思ってた


もう諦め掛けていた、



それでも、何処の誰とも知らない、


会ったことの無かった貴方は


友達になろうと言ってくれた


なんで、私の願いを知っているの?


なんで、叶えようとしてくれるの?



少しの疑問は残ったまま、



私は魔法使いの手をとった

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