まじめなぷろろーぐぶっころりー
はじめは看取る話をね、
すっごく緩くしたー。てってれー
しずかに、激おこする黒い眼。
もうすぐ消える人達は、
愛しさと、優しさと、切なさを、心強さ、とー。
なんか多いかな。一個要らない
まあ、そんな
色んな表情を混ぜたした顔で、笑う。
ちゃんぷるー、
黒い人「それなのに、何故、延命を選ばなかった」
どうしてそういうことするのか、
黒い人良く分かんない。
消えていく人に手を伸ばしたら、
ぱらぱら、砂になって、ざらざら。
黒い人は、この人達
まるで自分が壊しているみたいだと思う。
おまわりさん、こいつじゃないです。
みんな、砂に帰っちゃう。
黒いのは軍帽を取って、
ただ壊れてく国を
可哀想だなぁ、歯痒いなぁって見てる。
でも、黒い人の乗ってる黒船に
助けを求めなかったから助けれない。
なんか近くに、
自由の女神みたいな服着た白い少年がいる。
白い少年は、
人が砂になって、落ちてく様子をチラ見する。
一瞬だけ、すごく悲しそうな顔する。
けど、すぐにドヤ顔をなる。うざい。
白い少年「それはエゴだろ、彼らは生きた。
最期を知っても尚、その最期を選んだ」
赤い彗星みたいなドヤァ…顔で、
黒い青年を見下ろす少年。
坊やはお前だ。
少年の、左手で隠した右手は、なんか握ってる。
この国の英雄が死んじゃって出来た砂を
握りしめる。ありったけのゆめをー
黒い人「望むものがあるならば、死さえ壊す覚悟を」
通訳「何が起こっても夢を叶えろよ、
もっと富士山になってしじみ食べよう」
白い少年「勝った国に蹂躙される最期が
永遠に続く前に、自ら手をかけたんだ。
それなら介錯してやるのが情だろ?」
通訳「あの国、負けたから酷い事されるんだ!
エロ同人誌みたいに!エロ同人誌みたいに…!」
白い少年は、手を強く握りしめる。
震える。マナーモード。
震えるとね、手の隙間から
さっきの砂が、さらさらしてく。
大切な英雄さんの砂が、落ちていく。
それが悲しいのに、なんか綺麗で、儚くて、
思わずじっと見ちゃう。
白い少年は、さっき
英雄が周りに酷いことされなかったのは良いことだ、
みたいな発言した。
けど、
英雄さんの砂を名残惜しく見ちゃってさ。
あ。しまった。
それ、矛盾してるなぁーって
白い少年は、笑ってた。
黒いの「どれだけ無様でも生きていれば、
いつかと」
白いの「無様なのに生きる意味が
何処にあんだよ」
いっぱい敵対してるような会話したけど、
別に喧嘩したいわけじゃない。
めんどうくさいし。
ただね、もうすぐこの国が消えちゃう。
だから、その最期を看取りたくて、
そんな想いをお互いもってるなーって感じながら
彼らは、もうすぐ消える国にいた。
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