第4話「自分を消したくない」

宛のない日々

自分を他人の中へと

誰かの意見の中へと

歩み寄りのために、自分を諦めて


自分を消したくない

ふと、そう思った



どうして、自分を諦めなければならないのか



誰かとの共通の喜びに、自分が居ない気がする


諦めの先には、自分は居ない



僕は、憧れてはいない

他人の生き方の中には、憧れはない

誰かの模倣を生きたくない

僕は、僕の歩みを諦めたくない


いつ、知られるのか?



もう、諦めの先に、自分は居るのか



僕が、他人を諦めるのか



自分が居ることを、改めて、意識した

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