第1050話
「この辺で解放してくれよ。ボクは関係ないだろ」
「おいおい、何、勇者がビビッてンだよ!」
マックは助手席から勇者の股間に手を延ばした。
「ちょっッ、ちょっと…、どこ掴んでンですか~…!!」
勇者が驚愕したため、ハンドルを切り損ないロードスターが蛇行した。
「キャ~ーー」
高梨リナが悲鳴を上げた。
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