第975話

「真神社長~~~!!」

 高梨リナは、まだ燃えている車に近づこうとした。

 ボクは懸命に彼女を抑えた。


「やめろ~! 危ない!!

 また爆発するかもしれない!!」

 車は、まだ所々燃えていた。

 辺りは血塗れで焦げ臭いにおいがプンプンしていた。


「だ、誰が! いったい誰の仕業なの!?」

 高梨リナが泣き叫んだ。


「解らない! けど……!!」

 ボクは直前に来たラインを思い出した。


《爆発する! 逃げろ!》

 と書かれてあった。

 真神ヒロシは爆発する事を事前に知っていたのか。

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