第971話 高梨リナ 5

「では、ショーさんですか?」

「いえ、ボクの方が年下ですからショーって呼び捨てでもショー君でも構いませんよ」


「そうですね……! ではショー君で!!

 あ、そう、このまま送って行きましょう」

 

「え、はぁ! そうですね」

 ボクは真神ヒロシの方を見た。

 彼は何か、深刻な話をしているようだ。


 だが、これが生きている彼を見る最後だとは思いもしなった。





 

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