第861話 胸騒ぎが

 アンジェラは、デートの途中、一人で買い物すると出掛けていった。


 しかしそれにしても帰りが遅い。

 もう、とっくに屋敷へ帰って居ないとおかしい時間だ。


 オレは、何度も彼女のスマホへ連絡したが電源を切られているのか繋がらない。


「ジュリア! 後、一時間、アンジェラと連絡がつかなかったら警察に通報してくれ!!」


「え…? 警察ですか!!

 アンジェラ様の身に、何か?」

 ジュリアが聞き返した。


「う~ン、わからない!」

 オレは静かに首を振った。


 それにしても何か、言い知れない胸騒ぎがした。

 




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