第783話

「い、いや、」

 オレは緊張してガチガチだ。

「フフ、大丈夫ですよ! ほら龍児様……」

 ジュリアがオレのキズ痕に口づけをした。

「あ、ジュリアさん……!!」

 またビクッと反応してしまった。

「お願いします。二人きりの時はジュリアと呼び捨てにして!!」

 オレのキズ痕を舐めていった。

「う!! ジュリア……!」

 一気に身体中が熱く火照ほてっていった。





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