第724話
胸が、ドックンと跳ねた。
キスのサインだよなぁ。
きっと……!!
ボクは形の良いアリスの唇に顔を寄せていった。
あと数センチと言うトコで、
「ちょっ、ちょっ待ってよ!!」
勇者がボクの肩を掴んで引き戻した。
「なァ~…、あと少しだったのに~…❗❗
ナンだよ!!」
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