　昏倒しているエイジを殺戮天使が見下ろしていた。

　彼の双眸（そうぼう）は狂気を孕（はら）ませ光り輝いていた。

　画面はブラックアウトしていった。

「う……❗❗❗」

　ボクは真っ暗になった画面を見て唸ってしまった。

　しかし突然、ポッチャリ女性ＭＣがカットインして慌ただしく報じた。

『申し訳ありません。再現ドラマの途中ですが緊急事態です❗❗❗』

「え、なンだ？　またかよ」

　まだ何か緊急事態があるのか。

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