第658話 殺戮天使 4


 だが、間一髪、殺戮天使は顔を横へ滑らせけていた。

 エイジのナイフは殺戮天使の頬をかすっただけだ。

 

「く……!」

 エイジの顔が醜く歪んだ。

 次の瞬間、殺戮天使の警棒が唸りを上げ、エイジの首筋へ襲いかかった。

 目映い火花が飛び散った。


「ぶっげひ~~………」

 エイジもワケの解らない絶叫を上げ倒れ込んだ。


 

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