第561話

「ンぅ~……」

 アリスが切なそうに吐息を漏らした。

 優しくビーナスが口移しで飲ませた水が咽喉を伝っていった。 


「どう、美味しい? アリス!」

 口許に流れたしずくを舐めていった。


「ヒロ! もう、一本、頂戴!!」

 ビーナスは残りの水をアリスの胸元に吹き掛けた。

「ぁあ、ン」

 冷たかったのか、ビクッとした。



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