第560話
「ここでアリスに万一の事があれば、ヒロにとっても計画が狂うンじゃないの」
ビーナスが意味深に微笑んだ。
「フン……」
真神は仕方ないという顔で車へ戻った。
運転手がペットボトルを持って現れた。
【計画】って一体、何だ。
「ホラよ」
真神が下手投げでボトルを放った。
レムは、それを受け取り口に含み、そのままアリスに口移しした。
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