第549話

「うッお~~~~!!」

 真神が吼えた。唸りを上げて襲い掛かってきた。

 右のロングフックが放たれた。


「う、う……❗❗❗❗」

 バックステップで避けるのが精一杯だ。

 あんなパンチが当たったら首ごと持っていかれそうだ。

 背筋が、ゾッとした。


 初めて、相手に恐怖を感じた。


「どうした~! ワイルド・ボーイ!!」

 鬼気迫るオーラが発せられた。

 ボクは真神の気迫に圧倒されていた。

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