第339話 真神 天司《ヒロシ》

 イケメンはニヤリと笑った。

「よ~! ショー、元気そうだな…😄✨✨」

 その男は白い歯を光らせた。まるで、作ったように美しい顔立ちだ。


「あ、あなたは、誰ですか……」

 

「フフ…、俺の事を…… お忘れですか」

 イケメンは値踏みするような眼差しでボクを見詰めた。

 彼は微笑みを浮かべ、ゆっくりと天を指差した。


「天をつかさどる…、しんの神……😌☝✨✨」

「え……?」

「真神 天司ヒロシだ……」


「ま、真神……?」

 歳は20歳代か。とにかく作ったような超イケメンだ。

 あまりにも整い過ぎて、どこか違和感があった。



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