第283話 ダメ

 無性に、ロックの事がいとしく思えた。

「……😳💕💕」

 潤んだような瞳がボクを見詰めていた。目の前には形のいい唇があった。


「ねぇ、キスして、いい?」

 ボクはロックに訊いた。

 異様に胸がたかなった。ゆっくりと顔を近づけていった。


「ダメ❗❗❗」意に反し、拒否された。

「え……?」

 ボクは呆気に取られた。間際まで唇を近づけていたのに、まさか断られるとは思わなかった。


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