第271話 美味しいよ

 ボクは母親の作ったハンバーグを食べた。

「うん、美味しいよ」と笑顔で応えた。いつもと同じ懐かしい味だ。


 何故か、目頭が熱くなった。 

「お母さん……、ありがとう」

 恥ずかしくって視線を外した。


「フフ…、何、言ってるの…😳💦💦」母親も、はにかんで笑っていた。

 こんな何気ない光景が、幸せって、モノなのか……

 どこで狂ってしまったンだ……


 どこで……



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