第210話:タダの試作品じゃねぇ

「二、三日って……?」

 ルーは、眉をひそめた。

「部品が見つかりゃ~、何とかなるが……」またボリボリと尻を掻いた。


「そんなに旧型なンですか?」

「だから、プロトタイプなンだ…😔💦💦 ノーマルとは、違うって」

「ナゼですか。プロトタイプって……、試作品じゃないンですか。アリスを元に量産するンじゃないの」

「だから、このアリスはタダの試作品じゃねぇって事さ…😔💦💦」

 頬を優しく撫でていった。





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