第176話:一万出せば、売って
テッドはアリス似のロイドを肩に担ぎあげようとしていた。
「どうするつもりですか。このアリス……いえ、女性ロイドを」
「フン、どうもこうもあるか。こっちの旦那の言う通りさ。スクラップにして、使えそうな部品だけ回収する以外、使い道はね~ンだ」
「ちょっと、待ってくれ。一万出せば、売ってくれるンですね」
「え? ああ…、そりゃぁなァ~…😏💦💦」
業者は困惑気味にヒデを見た。
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