第147話 クレーマーか

「いいか。ボクは訓練も何も受けていないンだ」


「だけど、降りかかった火の粉は降り払わないと……」

 重たい音と共にドアが開けられた。寝室なのだろう。豪華なベッドが置いてあった。


「降り払うったって、言っただろう…… ボクは、『戦隊ヒーロー』じゃぁないンだ」

 誘われるままにベッドへ座った。


「フフ…、解っているさ。ヒーローだったら、こんなにクレームはつけないからねぇ……」


「フン…、悪かったな!」クレーマーか。ボクは……

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