第143話:アラブの石油王か

 都会の街中でカーチェイスなんて昭和の『あぶな○刑事』じゃないんだ。


 ようやくヤツらを振り切って、ロックの屋敷へ到着した頃は辺りはすっかり暗くなっていた。


 まるで要塞のような厳重な門を潜ると邸宅の中へ、車は入っていった。


「こ、ここは?」

「ボクの屋敷さ」

「や、屋敷ィ…❗❗❗」

 どう見ても日本家屋とは、ほど遠いゴージャスな邸宅だ。


「何だ。ロックのお父さんは、アラブの石油王か」




  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る