第142話 マルデックさ

 ボクたちは、ロックが用意した車に乗り付け、その場から離れた。


「な、何なんだよ。あいつらは」

 ボクは、『はあはあ…』と息を切らせてロックへ尋ねた。


「思ったより早くヤツらが動き出したようだ」

「な、ヤツらって……」

「マルデックさ」

「な……😰💦💦」聞きたくなかった名称だ。今まではロックの妄想ではないかと思っていたが、俄然、現実味を帯びてきた。


 すぐに車はアリスとサラを拾い全速力で逃げ出した。


 ダークスーツのヤツらも車で追いかけてくるからだ。


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