第116話:覚悟を決めた

 ボクはロックに詰め寄った。

「だ、誰だ。アイツらって? ボクは誰に殺されるって言うんだ」


 さすがにロックの顔から微笑みが消えた。

「それを聞けば…… もう戻れなくなるよ」

「え……?」

「それでも、聴く覚悟があるの…… ショーに」


「う……」ボクは、ゴクリと唾を飲んだ。

「ああ、教えてくれ」

 ボクも覚悟を決めた。




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