第20話:真っ裸にしておくワケには

 また階下で、母親が、

「ショー! 何を騒いでいるの」

 と怒鳴っていた。


「別に…、何でもないよ。」

 ボクは、急いで、何か羽織るモノを探した。


 このままアリスを真っ裸にしておくワケにはいかない……

 取り敢えず、新しい袖無しの

Tシャツを着させた。


「う~ン、大きいかな……?」


 男性用なので多少、サイズは大きいが仕方ない。


 女性物など、持ってないのだから……


 しかも、こういう時、長い髪の毛が邪魔だ。


 Tシャツの中に巻き込んでしまいそうだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る