エンドロールの救世主

吉永動機

プロローグ

勇者セイバーへ

あなたには、何と謝ればよいでしょう。我々には想像もつきません。

あなたの選択は何ひとつ間違っていませんでした。

強いて言うのなら、あなたはいささか情熱的すぎたのかもしれませんが、もちろん責任は管理者である我々にあります。

せめてもの償いとして——あなたにとっては迷惑な話でしょうが——このゲームを用意することになりました。

ぜひともあなたの手で、魔王『ライラ・エクス・ラベラ』を討ち、すべてを終わらせてください。

すべての世界を、愛した女性を、あなたの手で救ってください。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る