第65話 【スコップ】というほどでもないし、褒めているつもり
あまり第5回のコンテスト作品は読んでいないのですが、先日ランキングをつらつらとスクロールしていて目についたのがこの作品、今日現在☆25、高校バレー部のお話
『テッペン!』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054891921546
このエッセイをフォローしてくれている方々の顔ぶれを見たところ、スポーツものはあまり読んでないんじゃないかな、と
『ハイキュー!』とか『おおきく振りかぶって』(こっちは野球マンガだけれど)とかと比べたら、主人公以外の登場人物の背景が浅すぎるのですよ、これ
作者さまの中には設定があるのかもしれないけれど、弱気なミドルブロッカーがそれとなく匂わせているだけで、エーススパイカーはなんであそこまで楽天的なの? ふたご設定、安易に使いすぎ! 元監督、ホントに頭が古いだけのパワハラポンコツだったの? 敢えて部に踏みとどまった2年生のふたりの関係は? とか、2020年1月20日の更新時点で主人公にフォーカス当てすぎ! ってところが気になって気になって木に生って(って昔マンガでこの表現見たな)仕方がないのです
じゃあ小説ならどうよ? っていうと、堂場瞬一と比べたら誰だって遜色あるし、近藤史恵の『サクリファイス』(プロの自転車レース:弱ペダファンには是非オススメ)とか、誉田哲也の『武士道シックスティーン』とかと比べたら、そりゃあセリエAと中学の地区大会くらい違うけれど……三浦しをんの『風が強く吹いている』と比べたら五十歩百歩(倍は違うけれど絶対値で見るとさほど差はないのでは? の意)じゃないかな、と
けれど……もしも、もしもですね、そこそこ(もしくはほどほどに)売れた実績のあるスポーツ系を得意とする中堅漫画家(講談社系のあの女性作家とか言ってませんよ)がこれをプロットとして提出したら、編集会議通っちゃうんじゃね? くらいストレスフリーに読めるのですよ、「まあ、他の人の背景はおいおい付け足していくとして」みたいな感じで
今、ストレスフリーと書きましたけど、実際にはストレスフリーどころか私は貪るように読みましたよ、仕事の合間、艦これのドック入りの合間に
幸いなことにカクヨムの仕様が変わって、☆とレビューの間に時間があってもレビューは新着に載るらしいので(ですよね?)、先に☆だけつけてたのですけれど、今ちょうど1つ目の大きな山場なのですが既に16万字超
なので、ここのままこの山を超えて完結にしちゃうのか、更に続きを書いてくれるのか気になって気に……
個人的には、『ハイキュー!』でクレバーだけれどその分醒めてた月島が大化けするように、弱気なミドルブロッカーが大きく成長するところにフォーカスして続きを書いていただきたい
ちなみに、カクヨムのスポーツものなら、『ファイトオーバー』がオススメ
(これも小さな山ひとつめ超えたところで終わっちゃってるけど、こちらは試合の場面だけじゃなく、ひとりひとりのトラウマとか鬱屈とかもきちんと描かれている)
https://kakuyomu.jp/works/1177354054882311987
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