ふと思い出したので、忘れないうちに書いておく

昔、まだ若かった頃、ちょうど文芸書の売り場にいた時に（大型店だから文芸書だけでも担当が何人もいたのだ）新刊で『中華人民共和国演義』という本が入荷した

今ググったら1996年出版だった

出版社も廃業してしまったようだし、Amazonや国会図書館くらいしか書誌情報が出てこないので特にリンクは貼らないでおく

内容は、文化大革命を政治思想抜きで『三国志演義』風に演義体で綴（つづ）ったもの

で、それがけっこういい値段で、全６巻

いつか文庫になったら買おうと思っていたけれど、そもそもその本がたいして売れなかったので結局文庫化はされず……

いつしかその本のことは記憶の奥の方に沈み込んでしまい、自分はあちこち転勤して……ある日、転居先の街の図書館でその本を見つけた！

そして何年か（たぶん十年は経ってなかったと思う）ぶりにその本を手にとって、っていうかさっそく借りて読んでみたら上記のような内容だったという次第

文庫化はされていないけれど、Amazonの出品業者になってる古書店では文庫本くらいの値段で出品されている

OPACっていうんでしたっけ？　図書館蔵書検索システム

調べたら、今いる街の図書館にもまだ蔵書として貸出可になっている

まあ、お時間があったらご一読をお薦めしないこともないこともない

（積極的に薦めるほどでもない；何しろ長いし）

なんでこんなことを思い出したかというと、中華風異世界（冒険者、ダンジョン等アリ）の話が読みたいな、と思ったから

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