第42話 【紙の本】監督(文春文庫)
海老沢泰久さんの四半世紀くらい前の本です
1979年、ヤクルトスワローズ初優勝のノンフィクションに近い小説
https://bookmeter.com/books/525218
https://www.yakult-swallows.co.jp/pages/company/history/1970
モデルは広岡達朗、ヤクルトスワローズが初優勝した当時の広岡監督の話
いろんなところで悪評が広まってますが、これを読むと広岡監督を嫌いにはなれなくなる、そんなジンとくる話
言うことを聞かないベテラン、フロントとの確執……
海老沢泰久は他にもF3の中嶋悟とか、勝ちきれなかった人の話が泣かせますよね、堀内とか辻料理専門学校の初代とか
あ、どうしてこれを読み返したくなったかというと、ぺこりさんのエッセイ
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885614876/episodes/1177354054887161731
を読んだからですね
いや、もう今では通用しない
パワハラというには忍びない
勝つための方法論
この薫陶を受けて現代風にアップデートできた野球人が今どきの勝ち組なんだろうな、とか思ったり
チーム一丸となるその過程、そこを読み取れる人にとっては、野球に限らず今でもきっと役に立つノウハウの詰まった本なのだろうな、と
ぺこりさんが紹介してる『根本陸夫伝』(集英社文庫)も野球ファンには読みごたえありますよ
っていうか、あわせて読まないともったいないっていうか、事情が半分ずつしかわからない
『監督』は出版社品切重版未定なようなので、電子版で両用あわせて、続けて読むのをおすすめしますよ
※品切重版未定って事実上の絶版なんだけれど、嫌な言葉ですね
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