編集済
「対偶」と聞いては、コメントせざるを得ません(笑)
すみません、ちょっと長くなりますが、ご勘弁を。
(読むのが面倒であればスルーしてください……)
論理学的に正しく「対偶」を使うのであれば、まずは『AならばBである』という「命題」を作らなければなりません。
この場合、
「逆」の命題は『BならばAである』
「裏」の命題は『AでないならばBではない』
「対偶」の命題は『BでないならばAでない』
となります。
そして「対偶」には重要な特徴があります。
元々の命題が“真”(正しい)であれば、「対偶」も“真”となり、元々の命題が“偽”(間違っている)であれば、「対偶」も“偽”となる、というものです。
さて、ここで一つの命題を考えます。
『穂実田はイケメンである』
(“真”か“偽”かは、ここでは問いません……!)
この命題をもう少し分析すると、
A:『対象Xは穂実田という者である』
B:『対象Xはイケメンである』
となります。さて、この場合の「対偶」は、
『対象Xがイケメンでなければ、Xは穂実田ではない』
となります。
つまり、穂実田の顔を知らないけれども『穂実田がイケメンである』が“真”であることを知っていれば、
イケメンでない人を見たとき、「この人は穂実田ではないぞ」と断定できるわけです。
「対偶」って便利ですね。
……と、ここで終わらせてしまうと、穂実田が訳の分からないことを言って終わってしまうので、もう少し補足をさせてください。
上記のように「対偶」は『AならばBである』という「命題」が基本となります。
ですので、“イケメン”や“美人”というのは、どちらかというと「集合」の考え方に沿うものになるかと思われます。
男性 女性
容姿端麗 “イケメン” “美人”
どちらでもない “フツメン” “?”
不細工 “?” “ブス”
このように、“人間”という集合を[性別]と[容姿]の二つの属性で分類をして、名前をつけるわけです。
ですが、この分類には違和感が生じますよね。
黒猫屋さんは、この違和感について、
・「イケメン」と「美人」は、ただ性別という属性が異なるだけなのか?
・「ブス」のように不細工である男性を表す男性専用の単語が無い
と考えられたわけですね。
ええと、長くなりましたが、これだけは最後にお伝えしておきます。
「穂実田はイケメンではありません」
作者からの返信
穂実田さんのコメント、待ってました!
・「イケメン」と「美人」は、ただ性別という属性が異なるだけなのか?
・「ブス」のように不細工である男性を表す男性専用の単語が無い
ああ、さすが上手くまとめてくださいました
梅宮さんとお呼びしてもいいですか?(笑)
対偶ってなに?
と思って調べてみたものの……
難しすぎて頭がこんがらがりますー(´д`|||)
ぶちゃいくでも、行動がカッコいい子はイケメンー✨
作者からの返信
>行動がカッコいい子はイケメンー
そそそ! そういうニュアンスを含んでいると思うんですよね、「イケメン」
でもって「ぶちゃいくでも」アリっていうあたりが、女性側の「美人」では情報が欠落してる感じ
このへん深入りするとジェンダー論になってきそうなので切り上げますが
編集済
最近では、容姿のいい男性も普通に”美人”といいますね。
男性は、「イケメン」より「男前」がカッコいい。
女性なら「器量よし」。
その逆は「器量が悪い」になるけど、
「お前は器量が悪いのだから……」というのは、「ブス」というよりもやんわりとして親の愛情が感じられます。
作者からの返信
男前、器量よし、どちらも粋な表現ですね
イケメンとかブスと違って、尖ってない感じ、良くも悪くも
そう、愛情が感じられますよ
書き言葉によく合う雰囲気です
機会があったら使ってみよう!