第2話 異世界


「そいや!へいや!あいやぁーっ!」

さっきからずっとその辺の稚魚に当たって、ようやくレベル10。

これで新しい必殺技ゲットだぜ!

テレッテレー。

ゲーム機から音がなる。

「おめでとう!レベル10達成だよ!」

「特典として、異世界へGo☆」

「へ⁉︎」

ゲーム機の音が鳴り止んだ途端に私の体は宙に浮いていた。

「な、にこれ⁉︎」

そして、次の瞬間に私は、ありえない世界にいた。

「どこ、ここ…」




あたりを見回してみる。


今目の前に見えるのは、どこまでも続く草原。

そしてモンスター。


モンスター⁉︎

ここどうなってんの⁉︎

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