きっと永遠に

ヒデ。

第1話 きっと永遠に

キミの左手 薬指に 指輪の跡が見えてる

寝息さえ聞こえてくるような 静かに積もる粉雪の夜


声にならない声あげてキミを探してた

まるでそんな出会いだった キミが舞い降りた

初めて目と目が合ったその瞬間 僕は

また恋に落ちてた


何も怖くない キミさえいれば

どこにでも行けそうな気がするよ

眠りに落ちたキミの横顔見ながら

キミの左手 握った


閉店間際 飛び乗った 静かに回る観覧車

怖がってたキミを抱きしめ 誰にも言えない誓いを交わす


深夜の高速 キミの手とハンドル握り

キミは僕の肩に頭を預けたままで

だけど明日の朝にはキミはここにいない

また届かなくなる


きっと永遠に「好きな人」だね

キミの声 キミの瞳も ぬくもりも

この街では誰も僕らのこと知らない

このままふたりでいたい


会えない日々を埋めるように交わしたキスが

数を重ねるたびに切なさを増していく

過去も現在(いま)も言葉にするたびに傷ついて

早く出会えてたなら・・・


誰かを傷つけ手に入れる愛

そんなものいらないと思ってた

愛してるよ キミしか考えられない

このまま連れ去りたいよ

できないことは知ってる・・・


Fall in love with you・・・

きっと永遠に・・・

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