ジェットの影

太陽が顔を出して目が覚めるのも

火の光を浴びて深呼吸するのも

夕焼けを背にキスをするのも

街灯に群がる虫を見るのも


全部、全部が私にとって存在しない現実


昨日何をしたのかも思い出せない

明日何をするのかも思い出せない

毎日がなんとなく過ぎて行って

そしてまた忘れる。


一日を大切にしたくったって

そうはさせてもらえないもの


私にとって人生なんて

全てが忘却の彼方

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る