TRUST
カガリ ナガマサ
序章
第0話 〜作者の意見〜
これは、とあるアニメを見て思ったことなのだが、教師と生徒の関係は王と臣下の関係に似ていると思う。王と臣下は確かに王により強制され、王に尽くす一方的なものというその本質は異なるが、根本は似ているといえよう。臣下も、生徒もなぜ上のものについていくか、それはれっきとした信頼関係があるからだと思う。この人ならばついていける、この人を信頼できるという想いが、昔の戦(イクサ)や、政治に関わって今に至るのだろうと思う。これがなければ臣下はクーデターを引き起こし、生徒はボイコットを引き起こす。
信頼関係とは実に難解なものなのである。信頼の度合いはいろんな人によって異なり、そしてそのすれ違いによって信頼関係が壊れるものなのである。
さて、話が変わるが本当の教師はいったいどんな人だと思うかどうかと聞かれれば、まじめに回答をする者は十人に一人もいないだろう。なぜならば先述の信頼関係がなっていないものだと考える。最近の教師と生徒はどの人にも当てはまるものだが、お互いのコミュニケーションが足りないようにも見える。それゆえに一人ひとりに時間を割いてやることもできない。そして忙しいという理由でコミュニケーションを図るのを避けようとするだろう。
この物語は教師を目指す一人の少年と、教師になるという怠惰な願いをかなえた胡散臭い新任教師の物語である。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます