主人公の趣味

 下級の文化では、主人公の趣味が仕事も世界も物語も動かすことはない。

 上級の文化では、趣味が深いところまで物語の役に立つ。 


 とあるネット小説発の人気作品。

 本が何より大好きなのに、実際には書店も印刷屋も開く夢も名ばかりに、

本とは関係のないところで出世していく。

 生前に読んでいた本の知識が役立つこともない。

 第3部になって、本屋ができない。

 なのに、本好きと自称する。

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下級の文化、上級の文化の法則 純文仮面 @83-418

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