[完]ファンダメンタルズ
☆タイトル「ファンダメンタルズ」
☆作者名「星崎ゆうき」
☆作品リンク
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884727760
☆あらすじ(原作より引用)
少しずつであるが確実に記憶と未来は異なっていく。それはおそらく、僕が彼女を想うほどに、大きなギャップとなっていくに違いない。16歳の僕は、自分が思うほどに彼女を大切にはできていなかったのだから。記憶とずれていく現実、変わりゆく過去とその未来に、僕はどう抗えば良い?
――問いはいつから素朴ではなくなったのだろう。
人は大切な人と一つになりたいと願う。そんな願望を潜在的に有しているのが人なのだと思う。しかし、一つになってしまうと大切な誰かの存在そのものが自分に溶け込んでしまう。自他の境界が消滅した瞬間、抱いている願望も同時に潜在性を失ってしまうのだろう。このアンビバレンスを人は愛と呼ぶのかもしれない。
もう一度初恋を経験したいあなたへ。SFのようなファンタジーのような現代ドラマ。
☆作者評
もし過去に戻れたなら、その過去を変えようとしますか?
自身が過去へタイムリープすることによって変わり始めた未来。自らの持つ記憶と経験が、未来を変えるのに一役買ってしまう。
哲学的な側面もありますが、主人公の心情にスっと寄り添うことの出来る丁寧な描写が魅力です。また、現代では主流ではないポケベルの使い方も上手いなと思います。
瞬が過去に戻った意味。瞬と恵の間で定められた運命。「ファンダメンタルズ」の意味。そして迎える結末……。
ぜひ最後まで読んでみてください。あなたの心に、この作品に込められたメッセージが届きますように。
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