異世界チートに飽きたからしばらく異世界ニートになる
小鳥遊 紫炎
序章
「やっべー!はしゃぎ過ぎたわーマジやっちゃったわー!どうすっかなー?」
その日はどんよりとした曇り空だった、時折雲の中を稲光が走り遠くで雷が落ちる音がしていた
そういや雷が人に落ちる確率は宝くじの1等と同じ位って何かの番組でいってたな。
そんな事を考えていた次の瞬間、猛烈な痛みが一瞬で身体を貫いた
「あーコレ死んだわ俺」
そんな事を思いながら目を開けるとさっきまで歩いていた所とは違う見た事も無い景色が目の前に広がっていた
「もしかしてこれがあの世って奴か?」
そんな事を考えながらしばらく歩いていると遠くに家の様な物が見えてきた
「なんでこんな所に家が?そもそも誰か居るのか?」
不思議に思いながらもとりあえずここが何処なのか聞くためにその家に向かってみた、
家の前に着くととりあえずインターホンを鳴らしてみたすると
「はいはい、どちら様ですか?ってこんな所でどちら様もないか、カギ開いてるから入って来ちゃっていいよ」
「あっはい失礼します」
言われるがままにドアを開けるとそこにはアロハシャツに短パン白い髭をはやした老人が待ち構えていた
「いらっしゃい、君は
「そうですけど、やっぱりここってあの世って事ですかね?」
「まぁ正確に言うなら神界ってやつ?神様が住む世界みたいな?的な?」
「はぁ?じゃあ貴方は神様ですか?それで俺はなんでここに居るんですか?」
「それなんだけどね、君に落ちた雷がワシがミスって君に落としちゃったものだからとりま君には無条件で転生し貰おうと思うんだ」
「え?あの雷って神様がミスして落ちて来たんですか?ってか俺はミスで死んだんですか?マジっすか?」
「いやーメンゴメンゴ、だから本来なら順番待ちの転生を特別におまけ付きですぐにしてもらうかと思って呼んだ訳よ。」
「おまけ付き?」
「そう、おまけ付きしかも転生先は魔法も使えるゴイスーな世界だよ。」
「魔法が使える世界なんてあるんっすか?」
「もちろんあるよ、しかも魔物も狩り放題。」
「マジっすか?それってすぐ行けますか?」
「もちのろん、アフターサービスもばっちり最初から一ヶ月分の宿代と装備一式も付いてくるから。」
「んーじゃあ今すぐ転生お願いします。」
「じゃあ転生前にもう一つ出血大サービスしちゃうから目をつぶって両手をだしなさい」
そう言われ目をつぶり出した俺の両手を神様が握り何か呪文のようなものを唱え始めた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます