現世最弱の男が、異世界で冒険を始めるようです。

つかみ

プロローグ

第1日 この世界は夢である。

これは、夢だと思った。


俺の住んでいる都会にありがちな高層ビル群や、車とか電車と言った交通機関もない。ただ、遠くまで広がる草原に、俺は一人で立っていた。






これは、夢であってほしいと思った。


なぜなら、この広い世界にたった一人で、仲間や家族など誰もいないのだから。






しかし。これは、現実であってほしいと思う気持ちが強かった。


この世界でなら、今までの自分を変えて、自由に生きれそうだから..........

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