カクヨムは、パワーだ!! ~運営様と編集部の皆様にお願いしたいこと

――コンテストに応募するための『面白い』作品づくりにおいて、

この詳細な説明はほぼ意味を成さないものである。


 総括の冒頭で、私が『面白い』という単語を強調したことには理由があります。

 それは、カクヨムには既に、既存のヒット作品にとらわれない、新しい面白さを持った作品がたくさん投稿されていると思っているからです。



>このコンテストは、作品を応募した書き手だけでなく、その作品のファン、面白い作品をいちはやく見つけて他の誰かに紹介したレビュワー、そしてそこからやってきた新たな読者まで、携わる者全てが参加者となります。


『はじめに』の中にあったこの一文に、私は心から感動しました。

 これはただのコンテストではなく、読み手も書き手も、運営すら巻き込んだお祭りなのだと、そう思いました。


 カクヨムには、ここにしかない熱気がある。

 だからこそ、コンテストに応募する際に、必要以上に「求められるもの」を気にする必要があるのかが疑問でした。


 運営様や各レーベル編集部の皆様が、カクヨムから次代を作るだけのポテンシャルを持つ作品が出てくることを期待して下さっていることは、十分に承知の上です。

 それでも、一言申し上げたい。


 コンテストに携わるKADOKAWAの皆様。どうか、お願いです。

 この「第3回カクヨムweb小説コンテスト」において、未知の面白さを持つ作品に出会うことがありましたら。


 そのときは、理屈よりも真っ先に「面白い」と思ってください。


 主人公が10代でなくとも、アラサーでなくとも、男でなくとも、女ですらないとしても。

 現代を舞台にしていても、見慣れたファンタジー風の異世界でも、理解の及ばない設定に溢れていても。


 面白いものは面白くて。

 面白いものは、人の心を動かす原動力になる。


 カクヨムの書き手、読み手は既に誰もがそれを知っているのだと、私は思っています。


 カクヨムは、パワーなのだと、私は信じています。

 だからこそ。

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