学園もの(仮)

シリカゲル

第1話

目を覚ますと知らない部屋のベッドに寝てにいた。

ここはどこだろう?

ベッドから降りようとしたら脇のあたりが痛くなって思わず苦痛の声を出した。

「おや、気がついたかい?」

カーテンが開き、眼鏡をかけた優しそうなおじさんが声をかけてきた。

しかし、僕の知らない人だった。

僕は恐る恐る聞いてみた。

「あの、すみません。あなたは誰ですか?

そして、ここはどこですか?」

「ここは病院だよ。君は交通事故に巻き込まれて、ケガをしたので病院に運ばれて来たんだよ。」

どうやら、おじさんはお医者さんらしい。

おじさんは続けて僕に質問をした。

「君は自分の名前がわかるかな?」

はいっ、と、威勢よく答えたものの、ぼくは顔をしかめた。自分が何者なのかが一切わからなかったからだ。

しかも、それだけではない。自分のことだけでなく、家族のことも、友達のことも、全てがわからなかった。

僕は怖くなって思わず叫んだ。

「どうしよう!何もわからない!」

僕は今にも泣きそうになった。

「やっぱり。」

お医者さんの先生は唸るように呟いた。

「事故に巻き込まれた時、君は頭を強くうっていたようだ。おそらく、そのショックで君の記憶は混濁しているのだろう。」

どうやら僕は記憶喪失らしかった。

その後、検査を受けてから僕は自分の持ち物からわかることで自分のことを知った。

どうやら、僕の名前は『有山 理』(ありやま

まこと)という名前で。私立高校に通う一年生らしい。寮のある学校らしく、僕はそこにすんでいるらしい、両親はそろって海外で働いているらしい。

そして、3日間に僕は退院した。学校にはすでに連絡がいっていて、いつ来ても大丈夫だと言う。

そして、不安が残るまま、僕のあたらしい学校生活が始まった。

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学園もの(仮) シリカゲル @7110

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