TBS音楽の日の林檎さん、見たよ

7/13の放送でした。

わたしも見たよ、録画したよ、とコメントいただいたりしました。

「長く短い祭り」と「丸の内サディスティック EXPO version」の2曲でしたね。


両方とも大好きな曲で、わたしもワクワクしながら見ました。


「でもねえ、口パクじゃあガッカリだよねえ。ライブでもなかったし」


そんなふうにお思いの、あなた。

そのお考えは、ごもっとも。

せっかくのTV出演、生歌でやって欲しかったのはもちろんです。


でもですね、長く短い祭りは、もともとオートチューンをかけているボーカルなので、あれでいいのです。


オートチューンとは俗名「ケロケロ」。

ボーカルの音程をソフトウェア上で微調整するエフェクトです。

音痴の歌も100点満点のピッチにしてしまうことが可能。

つまり、オリジナルの曲自体が生ボーカルをある意味で無視した作品なのです。


最近はCPUパワーが上がっているので、リアルタイムで処理できます。

だから、生で歌って、それをオートチューン通しても良かったかもしれません。

でもそれ、あんまり意味ないかも。


もともと自分を歌手と思っていない林檎さん。

ボーカルの扱いは柔軟です。

曲によっては加工しまくり、口パクOKということだと思います。

シンセなどの音源では、ライブでもプログラミングで自動演奏するのは普通です。

彼女は、自分の声も同じようにサウンドのひとつと捉えているはずです。


「じゃあ、2曲目丸の内サディスティックは? あれはもともとオートチューンかけてないでしょう?」


その通り。

なのに、TVでは、かかってましたね。


まあ、かけないでボーカル流して口パクというのは、いくらなんでもしませんよと、そういうことでしょう。笑





というわけで、長渕さんとかKinKi Kidsさんとかとくらべれば、P V的録画での参加ということで、ちょっと地味でしたが、わたしはおおむね満足でした。

でも尺を短くした編曲でやってましたから、それは不満。





PS:

2曲の選曲は、ファンが好きな曲を選んだのだと思われます。

ファンクラブ「林檎班」では毎年ファン投票が実施されていて、林檎さんはファンの動向を把握していると思います。

お客さんあっての音楽活動。

アレ聴きたい、に答えるのが林檎さんです。


PS2:

2曲ともキーボードはヒイズミマサユ機さん。

東京事変オリジナルメンバーで、林檎さんの大好きで、いつもオファーを出すプレーヤーです。

長く短い祭りは彼のキーボードなくしては成り立ちません。








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